ウソだろ!
思わずその記事を二度見してしまった。
4日間平均飛距離が323ヤードだって。
プロとは言えど、今、女子の飛距離はこんななの?
その驚異的な飛距離を叩き出した女子プロとは・・・
先週行われた米女子メジャー「ANAインスピレーション」
で初勝利を飾ったパティ・タバタナキットだ。
タイ出身の21歳の新鋭プロである。
開催地の
乾燥地であるといっても323ヤードは凄いよね。
鍛えられているのが分かるし、しかも柔らかい。
米女子プロの平均飛距離スタッツを見ると、
彼女は283,786ヤードでツアー2位にランクされている。
これだってスゴイことだ。
日本の男子プロだって平均でこれだけ飛ばすプロは
そうそういないだろう。
ちなみに1位は
フィリピン出身のビアンカ・パグダンガナン(22)で
285ヤードである。
日本の女子プロの平均を50ヤードオーバーしている。
男子のデシャンボーも飛距離革命を起こしたけれど
女子も知らぬ間に恐ろしいことになってるようだ。
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ゴルフは飛距離がすべてじゃないとは言えど
圧倒的なこの飛距離差は絶望的ですらある。
とはいえ、「羨ましい~」って指をくわえていては
余りにも情けない。
当たり前だが、飛ばせる人が必ず勝つわけではないのが
ゴルフである。
飛ぶってことは、曲がれば半端ないってこと。
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日本女子が世界で勝利するためには、
100ヤード以内の精度(2打で上がれるくらいの)と
1ピン以内のパッティング、そして完璧なコースマネジメントが
必要と言われるが、しかし、もっと大事なものは
強靭なメンタルかもしれない。
その強靭なメンタルを証明し、結果に示したプロがいる。
先週日本ツアーで逆転優勝を遂げた稲見萌寧(21)だ。
今年5戦2勝、通算4勝目を挙げた稲見萌寧に注目です。
インタビューに答えた彼女は、
【普段メンタルは強い方じゃないけど、
究極に追い込まれたら大丈夫。
私はプレッシャーがかかればかかるほど
自分の力を出し切れると思っているので
この位置にいても緊張しないし、
むしろプレッシャーがあったほうがいい】
と語っていた。
私は感心した。
なんと頼もしい。
なんと男前。
これこそ、勝利者のメンタルといえる。
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10ヤード飛距離を伸ばす努力をショートゲームに振り分けし、
メンタルを強くする訓練を地道に自身に落とし込んでいく。
そこに大きなチャンスが生まれる。
このことは、最終日スコアを伸ばせない、
勝ち切れないプロだけの話ではない、
100切りや90切りの前で立ちすくんでいる
アマチュアにも当然当てはまるでしょう。
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