国内女子ゴルフの今季最終戦、
メジャー第3戦【LPGAツアー選手権リコーカップ】は、
これで今季2つ目のメジャー戴冠、
いよいよ大器が目覚めたようだ。
原に火をつけたのは、
畑岡奈紗ら同期の黄金世代の活躍はもちろんだが、
もう一つは同門(ジャンボ尾崎が師匠)の笹生優花の存在だろう。
その爆発的な飛距離を活かした攻めであっという間に
2勝を挙げた彼女に刺激を受けないわけがない。
ジャンボの女性一番弟子としてのプライドではないか。
このメジャーでの完全勝利はきっと自信になったでしょう。
世界ランクも大幅に上がるはず、
来季は世界に羽ばたいて欲しいね。
#⃣ 3連勝は叶わなかったが、
2位に食い込んだ古江彩佳の実力は本物だ。
本当に凄い。
3位タイに入った同じミレニアム世代の西村優菜もそうだが
小柄な彼女たちのゴルフは、飛距離礼賛ゴルフとはまた違った
魅力あるゴルフへのアプローチの仕方を教えてくれている。
ミレニアム世代の中で一歩も二歩も前に出た印象の古江彩佳。
彼女の活躍はアマ時代の実績では群を抜いていた安田祐香の目に
どう映るのだろう。
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#⃣ 前週は5位、今週は優勝には届かなかったが今季最高位の3位タイ、
渋野日向子はやっと長いトンネルから抜け出たか。
積極プレーもスマイルも徐々に戻ってきた。
前向きな気持ちで来季に向かえるだろう。
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一方、男子ツアーは年内最終戦
今週開催されます。
昨年は石川遼が最終日66の好スコアを叩き出し
8アンダーで並んだブラッド・ケネディ(オーストラリア)と
難関名物ホール18番(PAR3)で繰り返されたプレーオフ。
その3ホール目、手前3メートルのバーディパットを見事に沈め
劇的優勝を遂げ完全復活を印象付けた大会である。
今年も30名の精鋭それぞれ、
風の読みとソリッドなインパクトが求められる200ヤード超え、
グリーンは急こう配、横に付ければ正確なラインとスピード読みと
超繊細なタッチが必要で、上に残せば50センチでも手が震えそうな
ガラスのグリーンの18番をどう攻めるのか?
この一ホールでその選手の力量が分かる。
ショット力、アプローチ力、パッティング力、
それらの技術に加え、豊かなイメージ力を持っているかどうかだ。
この最終18番ショートが今大会の醍醐味であるし、最大のウリである。
私ならずも多くのゴルフファンが最も楽しみにしているシーンでしょう。
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本来の実力からすれば、
石川遼、今平周吾、金谷拓実、星野陸也、チャン・キムあたりが
優勝候補に挙げられるが、堅実な時松隆光や稲森佑貴も
決して侮れない。
さて今年は?
やっと出てきた木下稜介、彼にも頑張ってほしいね。
コロナ禍で揺れたゴルフ界、
うっ憤と閉塞感を吹き飛ばすような痛快プレーを
見せてほしい。
やっぱりゴルフは面白いって思わせてほしい。
今年最後の男子プレーを見届けましょう!
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