俳優、森川正太さんの訃報を聞いた。
「俺たちの旅」(1975年~76年)の
`’ワカメ`’が逝ってしまった。
私と同い年の67歳であったことを知った。
「俺たちの旅」は
グズ六(津坂まさあき:現・秋野太作)をメインに据え
それを取り巻く仲間たちの青春群像ドラマである。
卒業間近の大学生たち、
就職を控えた若者たちの葛藤、友情、愛、
青春の混沌、苦悩を描いた秀作ドラマだった。
私もまさに放送時は卒業間近の大学生、
毎回必ず大いなる共感を持って観たドラマであり
当時中野区南台のアパートに住んでいた私は友達を誘い、
幾度となくドラマ舞台の井の頭公園や吉祥寺に出かけたものだ。
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本編とは別にスペシャル版では
鳥取が舞台になったこともあり、
とりわけ思い入れの深い作品である。
休みに帰郷すれば、
いつもの酒場に仲のいい同級生が
集まってくれて、このドラマの内容や
毎回ドラマ終わりに出てくる`’言葉`’について語りあった。
今となってはいささか気恥ずかしいが、
でもまさにそれが我々の青春だった。
生きるということは?
自由とは?
倖せとは?
人生とは?
私はこの歳になってもまだ分からない。
だから
これからも探し続ける旅になるのだろう。
左端:`’ワカメ“ 森川正太氏
おっちょこちょいでお調子者、
でも人懐っこい。
クシャクシャの笑顔がなんとも特徴的だった、
我らがバイプレーヤー、
`’ワカメ`’のご冥福を祈りたい。
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