テレビのニュースをつけなきゃ、
コロナのことなんかどこかに忘れてしまいそうな
穏やかな土曜日の夕暮れ時。
ピンポーンと宅急便。
妻宛ての小包みだ。
今度は博多に住む長男からの母の日のプレゼントだった。
箱の中には、‘’遅くなってごめん・・・‘’の手紙と
何やら不思議な置物?が二つと
もつ焼きのセット(博多だもんね)。
その置物は、小さな宇宙を見るような作品だった。
手紙には、グラスサンドアーティストの彼女と
共同で作製したと書いてある。
おそらく、多分、絶対、彼女の分担は9割越えだろうが、
しかし、それより何より、
長男が今この女性とお付き合いしているということに
私は驚いた。
一人で頑張っているとずっと思っていたからである。
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添えられている取り扱い方法、育て方のパンフには
彼女の笑顔も写っている。
可愛らしい人だ。
そうか。
良かった。
私は本当に良かったと思った。
こんな状況のなか、
福岡で一人で暮らしている息子のことが
いつも気がかりだった。
でも今、彼の傍には支えあう素敵な人がいるってことに
安心したし、
嬉しかった。
妻に聞いてみた、
「彼女のこと、知ってた?」
「ウン!」
最後に知るのはいつも父親だ、
でもそれでいい。
うまくいってりゃ、それでいい。
絶えず子供たちとLINEでやりとりしている妻への
素敵な贈り物は
私の心にもあたたかく届いた。
今夜はもつ鍋で決まりだね!
ニラだけ買ってこなくっちゃ。
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