⛳「中日クラウンズ2019」
最終ホール
これを決めれば優勝というパット、
しかし、
難解なライン。
8メートル。
打ち出されたボールは微妙な傾斜を
ゆるやかに転がり、
コトンとカップに消えた。
当の宮本勝昌でさえ、
「え?入ったんだ!」という表情をみせた。
2年ぶりの勝利で通算12勝目だ。
昨年6月に発症した、モノが歪んだり、二重に見えるという難病、
‘’フィッシャー症候群‘’を克服しての
見事な復活優勝だった。
優勝パットが決まったその時、
宮本に付いていたベテランのハウスキャディさんが
「スゴイ!」と叫び、そして涙ぐんだ。
私は、この光景が、なぜか印象深い。
キャディさんの力は大きかったに違いない、
そう思った。
余談だけど、宮本のヘアスタイルも気になったね。
まあ、とにかく、おめでとうだ。
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この大会は‘’チーム芹澤‘’にとっても
記憶に残る大会となったのではないだろうか。
来月には50歳になる番頭格の藤田寛之は
-6で5位タイとしっかり上位に食い込んだ。
上井邦浩は、+2で37位タイ、
チームの大将、59歳の芹澤信雄自身は
+12で70位タイだったが、
素晴らしいことは、
和合というこの難コースで、出場したチーム芹澤の
メンバー全員が予選を通過したこと。
宮本をグリーン周りで
迎えたメンバーたちの笑顔。
子供たちを抱き寄せ
父の顔に戻った宮本の顔は
輝いていた。
子供の日の晴れやかな勝利だった。
チーム芹澤の祝勝会は
さぞやにぎやかだったでしょうね。
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