人気プロ、個性派プロ、活躍すべき選手が
上位で熱い戦いを見せれば、
そしてコースがスリリングであればあるほど
試合は一気に盛り上げる。
久々にゾクゾク、ワクワクな
試合を見せてもらった。
優勝のカギは、
やはり‘’最終18番パー3‘’が握っていた。
8アンダーのトップタイで
18番を迎えた堀川未来夢は、
ティーショットを右に外し
2打目ロブショットはピン横1,5メートル、
下りスライスのパーパットはカップに蹴られ
ボギーパットも入らずダブルボギーで終戦。
そしてハン・ジュンゴンの3人のプレーオフにもつれた。
プレーオフ1ホール目はもちろん18番、
死力を尽くした男たちのギリギリの戦いは
小平のパーパットで幕を閉じた。
小平智は米ツアー優勝後、なかなか結果を残せずにいたが
最後の最後、PGAツアーメンバーの実力を見せてくれた。
敗れたとはいえ、石川遼のラインを読む横顔に
清々しさと充実感が溢れていた。
私にはそう見えた。
よくぞ、戻ってきてくれた。
嬉しいね。
石川遼を十分に堪能できた好試合だった。
そして、今平周吾の賞金王初戴冠におめでとうだ。
勝てる試合を勝ち切ること、それが次の課題でしょう。
そうすれば、自ずと自身の夢のマスターズ出場も
叶うのではないでしょうか。
男子ツアー後半戦の救世主といっていいチェ・ホソンは、
上がり3ホール、バーディ、イーグル絶妙なパーと、
しっかり楽しませてくれた。
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男子ツアーへのしぼみかけた期待が
また膨らみかけた熱い熱い今季最終戦だった。
最後に、
堀川未来夢について触れておきたい。
2014年、日本大学4年時にプロ入り、
ルーキーイヤーの15年にはランク41位でシード獲得。
翌16年は87位でシードを失うが、
17年は51位でシード奪回。
そして今季はブリジストンオープン4位タイ、
先々週のダンロップフェニックス2位などの好成績で
ランク19位の位置でこの試合に臨んでいた。
学生時代には、12年、13年と国体連覇、
マスターズ出場を懸けたアジアアマチュアで2位に入るなど
アマチュア時代から将来を嘱望された選手だ。
未来夢(みくむ)、
いい名前だ。
来季こそ、この悔しさを晴らして
初優勝を飾ってもらいたいね。
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