この写真は、
旭国際湖山コースの、
9番ホールを見渡せる
レストランから撮ったもの。
昼食を摂りながら、
何気なく外の景色を眺めていたら
何組か後の一人の男性が
バンカーに入っていくのが見えた。
‘’あの人も打ち込んじゃったか・・‘’
かなりのベテランゴルファーと見受けられる。
どれどれ、お手並み拝見といこう。
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9番は、ゆるい打ち下ろしで、400ヤードほどのミドルだが、
意外と乗らないし、2打目上手く打ったと思っても
グリーン左手前のバンカーによく掴まってしまう。
その日、私も、そのバンカーに打ち込んでしまった。
アゴも高くないし、
チョコンと出せば寄りそうだけど、
ザックリも怖い。
ピンまでは10ヤード程、
2グリーンなので小さいし奥行きもない。
早く出したい。
一刻も早く、ここから逃れたい。
とにかく、いつまでもここに居たくない。
さーてと!
前半最後、しっかり締めなきゃ。
そこで、あの金言が降りてきた。
【バンカーショットは、アプローチの3倍】
あれです。
皆さんも、ご承知のやつです。
私も言われた言葉をけっこう守るタイプ。
10ヤードだから30ヤードのアプローチと
思えばいいんだな。
素振りを2,3 回
よし、これくらいか?
「カツ―ン!」
「ア!」
ハーフトップさせて、
グリーン奥に打ち込んでしまった。
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さて、話を戻しましょう。
同じバンカーに打ち込んだ紳士は
どうだったのか?
素振りなし、チラッとピンを見て、
軽くポンと打ったショットは、グリーンに落ち
ゆっくりと転がりピンそばへ。
御見それしました、
お見事でした。
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そこで、私は気付いた、
バンカーショットは
もっとゆっくり打っていいんだって。
3倍なんて思うから、
スイングスピードが速くなったり
強く砂を打ち付けたり。
そもそも、3倍ってどっから来てるんだ?
普通に10ヤードと思って対処したほうが
ピンに寄る確率としては高いんじゃないか?
スピードを落として打つのは
勇気がいるけど、少なくとも
トップはなくなるし、
ヘッドを入れる位置もバラつかない。
距離感はフェースの開閉で補い、
スイングスピードは、見た目だ。
10ヤードなら10ヤード、
30ヤードなら30ヤード、90ヤードじゃない。
親のかたきとばかり、
バシーンを打ち付けているけど
全然ボールがバンカーから出ない人、
けっこう見かけます。
「3倍」の弊害であり、
強く砂を叩こうとするから
クラブが鋭角に下りてきて、
ヘッドがもぐるだけなんだ。
ゆっくり打とうとすれば、鈍角になり
ヘッドは手元より先に行く。
もちろん、
合う、合わないはあると思うけど、
試してみる価値大有りですよ。
‘’なんだ、ゆっくり振っても出るじゃん!‘’
この感覚を味わってほしいな。
私は、あれ以来、
見ず知らずのあの紳士を
バンカーショットの師匠と呼んでいます。
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