先週の
‘’ニトリレディスゴルフトーナメント‘’
開催コースは、難攻不落の北の名門、
‘’小樽カントリー倶楽部‘’
今回はさらに台風の影響で難易度を
増したなか、アン・ソンジュがただ一人
4日間ともアンダーパーを記録して圧勝。
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その強さの秘密は、以下の3点に凝縮されるでしょう。
①テークバック
最大のポイントは、
右手が常に左手の上にあることです。
こうすれば、クラブはタテに上がります。
アン・ソンジュは、クラブを体の正面に置き、
コックを入れながら、飛球線後方(若干、アウト気味に)
クラブを上げていきます。
鈴木愛と比較してみましょう
鈴木愛の場合は、フェースを開きながら
背中側にクラブを持って行ってますね。
これをしちゃうと、左手が右手の上にきちゃう。
右肩もそれにつれて下がる。
そこから、手でトップ(上)まで上げないと
球は打てないということになる。
アン・ソンジュが、ワンピースで、打つ体勢を素早く
作れるのに対して、鈴木は二段モーション、
つまり、一作業多い。
簡単に言えば、
アンソンジュはシンプルなスイングで、
鈴木は複雑なスイングだ。
右肩は絶対落としちゃいけないんだ。
どちらが、スイングの再現性が高いかといえば
もちろん、アン・ソンジュに軍配が上がるでしょう。
②インパクト
アン・ソンジュのキレのいいショットの
二つ目の秘密は、
インパクト時の左ひじ頭にあるとみた。
ダウンスイングに入ったら、素早く左ひじ頭を
地面に向ける意識を持つことだ。
そうすると、体の正面で一瞬のうちに、手が入れ替わる、
歯切れのいい、フェースターンが行われるのである。
ヘッドが
走る、走る。
右手で打つ意識が強すぎると、
左ひじは飛球線方向に流れてしまう。
これでは、ヘッドを走らせることは出来ません。
● 力を入れて打ってるつもりなのに飛ばない
● 短いラフなのに、「ザザーっ」と音がするばかりで、
全く飛ばせない
● 体重移動を使って打ってるのに、球は弱々しい
⇊
そんな人は、やっぱりヘッドが走っていない。
ヘッドの加速には、もちろんフェースターンが
必要だけど、またそれも意識しすぎると
右手ばかりがしゃしゃり出る。
左ひじ頭を素早く地面に向けることを
考えたほうが、結果、左手主導のバランスの良い
スイングに導いてくれるし、ヘッドも驚くほど
加速するんです。
そして、最後の秘密は・・・
③ベタ足スイング
《ベタ足スイング》
・・・テークバックからフォローまで
右足かかとを浮かさずにスイングすること。
フォローまでといっても、
かかとが浮かないのは左腰の辺りまで。
そこからは、クラブに引っ張られて
かかとは自然に上がっていきます。
ベタ足スイングの最大の利点は、
軸が前後左右に移動しないこと。
当然、インパクトが安定する。
それが、結果的に飛距離も方向性も
保障してくれる。
足の裏でがっちり地面をつかむイメージを
もつことでしょう。
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申ジエやイ・ボミ(現在は調子を落としているけどね)、
男子では、キム・キョンテ選手なども
ベタ足スイングですね。
韓国人選手の強さの秘密の一端は
ここにあると言ってもいいでしょう。
取り入れて損はなさそうです。
アン・ソンジュが欠場する今週(ゴルフ5レディス)は
申ジエの番かもしれませんよ!?