前回の記事の中で、
注目のペアリングの一つとして、
ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、
バッバ・ワトソンの組を挙げ、‘’ロングヒッターの競演です‘’
と付け加えたわけですが、
よく考えれば、他に取り上げたどの組も
ロングヒッターばかりなんですよね。
米ツアーの、2017-2018平均飛距離(5/7更新)を見てみると、
300ヤードヒッターは、実に59人にのぼります。
もちろんその中に、ロリー・マキロイ、バッバ・ワトソン、
ジャスティン・トーマス、ジェイソン・デイ、
ダスティン・ジョンソン、タイガー・ウッズ、
ジョン・ラーム、パトリック・リードの名前もある。
ブルックス・ケプカは、怪我で長期欠場していたため
サンプル数が足らず名前はないが、
当然300ヤードは超えてくるでしょう。
松山英樹は、299,3 ヤードの62位、
フィル・ミケルソンが、298,9ヤードの65位。
リッキー・ファウラーが、296,3 ヤードの89位に
ランクされている。
古い話で恐縮ですが、1997年に290ヤードを超えていたのは
タイガー・ウッズとジョン・デイリーのみ。
300ヤード越えは、2002年までジョン・デイリー1人だけ
だったことを思えば、ずいぶん飛距離も伸びたものです。
理由は、もちろんギアやボールの進化であり、
専属コーチを付けることによるより効率の良いスイングの構築、
フィッティング技術の高度化、選手のアスリート化、
選手の大型化というシンプルな理由も成り立つでしょう。
ちなみに、1位はトレイ・マリナックスの320ヤード、
2位は、今売り出し中のトニー・フィナウの317,5ヤード、
2人とも、同じ193センチの長身です。
ロリー・マキロイ
その中で、3位にランクされたロリー・マキロイは
175センチという小柄でありながら、
316,8ヤードを飛ばしている。
驚異というしかありません。
あの厚い胸板をみても、
厳しいトレーニングを想像させますが
野球のホームランバッターと同じように、
遠くに飛ばすことに、持って生まれた天賦の才を
感じずにいられませんね。
さて、この試合初参加の小平智。
2017年の日本ツアーの統計になりますが、
小平の平均飛距離は、292,38ヤードの13位、
これを米ツアーに当てはめると131位相当になります。
パー4の2打目、マキロイがショートアイアンなら、
小平は、ミドルアイアンを持たなければならない。
まあ、実際は、そんな単純なことではないでしょうが、
間違いなく20ヤードは置いていかれるでしょう。
上記に挙げた選手のなかで、小平が優勝した
RBCヘリテージに出場したのは、
ダスティン・ジョンソンのみでした。
今大会は、飛ばし屋揃いのフィールドに入り、はたして
小平はどうやって活路を見出すか?
ショットの正確性か?
それとも、強気のパッティングか?
何といっても一番は、
奥様の的確なアドバイスかもしれませんね。
まずは、予選通過、
ガンバレ!小平