耐えた、
粘った。
2018
レディスゴルフトーナメント
鈴木愛の猛追をかわし、
新垣比菜がツアー初優勝を成し遂げた。
優勝争いの経験も無いし、
まだまだ線も細いし、大人しそうな性格。
まだ優勝に届くほどの力は付いていないだろう、
と私は内心思っていたので、この勝利には正直驚いた。
昨年のプロテスト合格組の中の
ツアー優勝一番乗りである。
その89期生、22名は、黄金世代といわれ、
これからの女子ツアーを牽引するだろう
逸材の宝庫である。
トップ合格の松田鈴英をはじめ、
14年4月、KTT杯バンテリンレディスオープンで、
史上4人目のアマチュア優勝を15才293日という最年少記録で
成し遂げ、今大会36位タイに入った勝みなみ、
16位タイの吉本ヒカル、23位タイの金澤志奈、
49位タイの吉川桃も同じ89期生である。
小祝さくら、川崎志穂ら人気プロも
89期生、やはり、黄金世代といわれるわけだ。
スポンサーリンク
他にも、今大会では、若手プロが躍動した、
人気沸騰の美人プロ、三浦桃香は
同じ7位タイの好成績を挙げた。
この新垣の勝利によって、ますます新人プロたちの
モチベーションは確実に上がるだろう。
次は私が!
私だって出来るはずだ!
才能を持ちながら、あと一歩で優勝に届かない先輩選手たちを
一気に置き去りにしていくのではないか?
男子と比べて、選手の入れ替わりが激しい女子ゴルフ界、
確実に訪れている世代交代の波も、より拍車がかかるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
米ツアーで徐々に実力を発揮しつつある。
やっと予選を通過できるようになり、
中位で戦っていると思っていたら、
今や、上位で優勝を狙える位置にまで上がってきた。
そこで、しっかり自分の場所を確保し続ければ、
優勝も決して夢物語ではないだろう。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
「男子3日会わざれば、刮目して見よ」という言葉がある。
これは、‘’男子は3日会わないでいると、見違えるほど
成長している、以前のままと思ってはいけない‘’という意味だが、
ゴルフに関しては、男子を女子ゴルフ界と置き換えたほうが
良さそうである。
ベテランたちの奮起、中堅たちの覚醒、新人たちの切磋琢磨、
ますます、女子ゴルフ界は面白くなりそうだ。