先週の日米女子ツアーは、ともに姉妹選手の健闘が光った。
米女子の【ヒューゲル= JTBC選手権】では、
姉のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)がツアー初優勝を遂げ、
ツアー通算7勝の飛ばし屋である
妹のアリヤ・ジュタヌガーンが24位タイに食い込んだ。
左:アリヤ:右:モリヤ
この優勝で、モリヤは世界ランク17位に上がり、
モリヤは世界ランク6位をキープ、
今や、世界最強といっていい姉妹プロゴルファーである。
姉の初優勝に、妹の涙の抱擁、
とても印象的でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方、日本ツアーの
【フジサンケイ・レディスクラシック】では
松森姉妹の妹、杏香が3位タイ、ツアー1勝の姉の彩夏が14位タイと
ともに上位でフィニッシュした。
左:彩夏:右:杏香
福島晃子、浩子に続く姉妹Vは達成できなかったが、
そんな日も近いことを感じさせる
杏香の落ち着いたプレーぶりだった。
※福島晃子は通算25勝、妹の浩子は2016年の
サイバーエージェントレディスで初優勝、
38歳であげた記念すべき勝利だった。
谷福美・里美・明美の3姉妹、
菊池明砂美・絵里香、 馬場ゆかり・由美子など
結構、日本では姉妹プロが存在しますが、
揃っての活躍をなかなか見ることはできません。
女子ツアーもレベルが上がり、
姉妹共が同じレギュラーツアーで
戦うことも難しい状況があり、
姉妹が同じ試合に出場することは、
むしろそれだけで価値のあることなのです。
スポンサーリンク
今までは、福島姉妹に続く、姉妹Vの一番手は
堀姉妹だと私は信じて疑わなかったのだが・・
姉の奈津佳はすでに2013年に2勝を挙げているし、
妹の琴音の昨季は、優勝がすぐそこまで
来ていると思わせる活躍だったからだ。
左:琴音:右:奈津佳
しかし、姉の奈津佳は、優勝以降の2014年から
目を覆うような不振に見舞われ、
今では、ステップアップツアーの試合さえ
出られない状況にあり、
妹の琴音は、前回の記事にあるように
ゴルフ人生の最大の危機といっていいほどの
有様である。
松森杏香の躍進に・・・
同じ22歳の永峰咲希の初優勝に・・・
堀琴音は何を思ったのだろうか?
2組目の姉妹Vは、果たして訪れるのか?