【東建ホームメイトカップ】
私の予想は見事に外れ、
優勝は、父親が‘’鉄腕アトム‘’のように強くなってほしいとの
願いを込めて名付けた、重永亜斗夢だった。
プロ入りして10年、悲願の初優勝だった。
3日目は十万馬力、最終日は出力不足だったが、かろうじて
石川遼を1打差で振り切った。
日大を中退してプロに転向したのが2008年、
しかし、実力足らず、左手首の故障もあり試合に出られない
日々が続く。
転機になったのが、2012年の結婚と愛娘の誕生だった。
心機一転。
覚悟を決めてゴルフに真剣に取り組むようになったという。
この大会は、何かしらの縁を感じる大会でもあった。
2013年には、初日首位タイで飛びだし注目を集め、
2016年には、最終日最終組で回り、結果は4位だったが、
本人は、相性の良さも感じていた大会ではなかったろうか?
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172センチ、60キロと
プロとしては華奢な体つきで、
ドライバー飛距離は270ヤードほどだが、
その分フェアウェイキープ率も高く、
パーオン率も上位に入る。
アイアンの切れで勝負するタイプである。
ちょうど2年前に発生した熊本地震。
被災地と被災者に力強いエールを送ったのは
熊本出身の、‘’亜斗夢‘’だった。