【東建ホームメイトカップ】
初日は、8アンダーの63で首位に立った石川遼、
予選2日目も、3アンダー69で回り、
首位をキープした。
この日、アンダーパーで回った選手は、130名中わずか15名、
逆に、80以上を叩いた選手は、12人もいた。
3アンダーが、今日のベストスコアなのである。
開催コースは距離も7000ヤードを超え、しかもパー71。
前々回の記事でも触れたが、要求される様々な基準をクリアした
高度な戦略性に富んだ世界基準のコースであり、
これに風でも吹けば、とても手に負えない難コースになる。
これも前々回の記事で触れた主催者推薦での出場者、
石川遼の弟、航と、
ティーチングプロの中井学のスコアが気になった。
まだトップアマといえない選手と、教えることが専門のプロ。
リーダーボードをスクロールしてみたら、
二人とも、奇しくも予選2日間で14オーバーだった。
128位タイの予選落ちだが、
これに驚きもしないしガッカリもしない。
こんなもんだろうと思う。
トップの石川遼が11アンダーなので、
実に25の差があることになる。
これでいいのである。
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アマチュアが予選を通ってしまうような試合、コースでは
ダメなのだ。
このような厳しいセッティングのコースで試合を重ね、
競い合うことで世界のツアーで戦える土壌が作られていく。
一流プロをいじめ抜くコースでこそ、
技術もメンタルも鍛えられる。
だからこそ、石川遼には、
この大会を世界に踏み出す新たな一歩として
ぜひ勝ってもらいたいのだ。
迫ってくる選手は、
7アンダーのソン・ヨンハン、時松隆光、
3アンダーの武藤俊憲、今平周吾と予想する。
予選通過した選手たちが、
ガンガン攻めてくる3日目、
さあ、石川はどう立ちはだかるか?