「ピンポーン~」、「ピンポーン~」
「誰かな?」
「またゴルフの?」
ン・・・・・・・?
届いたモノは、レトルトカレーの詰め合わせだった。
ひと月ほど前に頼んでいたものだった、
私はすっかり忘れていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
月始めに届く、私宛のカードの利用明細書、
たまたま明細書を覗き込んできた妻が
キツメの一言を放った、
「ポイントあるじゃない、もったいない、
使わないと、だんだん減っていくよ!」
ポイントもチビチビ貯まっているようだったが、
こんなもんじゃ、ロクなもの貰えないだろうと
いつもほったらかしだった。
「そうか」
ポイント別の商品リストを眺める中で、
決めたのが、このカレーのセットだった。
ポイントも大したことないので、これくらいしか
なかったというのがホントのところだ。
大山(ダイセン)ビーフカリー、5箱、
大山チキンカリー、5箱の計10箱の詰め合わせ。
食の宝庫といわれる山陰、鳥取のご当地絶品カレー。
大山を冠したカレーです。山陰地方の豊かな自然の中で
育てられた鳥取県産の黒毛和牛(個体表示番号入り)と、
地元山陰や北海道の国産野菜を使っています。
ちなみに、
チキンカリーは、鳥取県産のブランド鶏【大山どり】を使っている。
レトルトといってもそれぞれ一箱、税込みで560円、
私には、今までで一番高価なレトルトカレーかもしれない。
心してイタダコウ。
まず、ビーフカリーから、
肉も野菜も結構入っていて、ボリュームはある。
一口食べてみる・・・・
・・・・ンーん。
どちらかと言うと、ボッテリしたカレーより、
サラッとしたカレーの方が私は好きだけど、
これはあまりに水っぽい。
コクが足らない。
(もちろん、私の個人的な感想だけど・・)
期待が大きかっただけに、
ちょっと期待外れ。
これは、改良の余地大ありだ。
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もっとベースのルーにこだわるべきだろう。
ルーにしっかり手を掛ければ、
立派な肉なんか入れなくたって、美味いんだよね。
続いて、チキンカリーを一口、
ビーフに比べれば、かなりイケる。
少し甘めだが、味に深みも感じられる。
ブランドとしてすでに認知されている大山どりは、
当然のことながら、ふっくらして臭みもない、美味い。
しかしながら、税込み560円に見合うかというと
疑問符が付く。
全国各地にご当地カレーやラーメンなどがある。
一度は手にとってもらえやすい、
多くの人が愛するメニューだからである。
かといって、ただ安直に、地元の名産品を
カレーやラーメンに入れるだけじゃダメ、
主役は、あくまでもカレーはルーで、
ラーメンはスープ。
ベースがしっかりしていればこそ、名産品、特産品が
ことさら引き立つというもの。
黒毛和牛はステーキ、大山どりは焼き鳥が美味いに
決まってるんだからね。
ここんとこ、
勘違いしないように。
カレーやラーメンにうるさい人、
世の中には山ほどいるんだから。
それが、地元のプライドってもんだよね!