ゴルフと野球、
球を打つことに関しては、
止まっている球と
動いている球との違いはあるけれど、
共通する点が非常に多い。
野球の解説を聞いていても、
バックスイング、体重移動、スエー、タメ、
ドアスイング、インパクト等々、
ゴルフと共通する単語が頻繁に出てきます。
その解説の中で、
繰り返し耳にする言葉があります。
それは、【肩の開き】という言葉です。
野球をやったことのある人なら、
経験あると思いますが、
肩が開いたスイングでは、振り遅れて弱々しい
ライト方向への飛球だったり、最悪空振りです。
当たっても引っ掛けのゴロになりますよね。
ゴルフでも、早くに肩が開いてしまうと、
カット打ちのスライスや、引っ掛けが出ます。
少々、乱暴ですが、
野球のバッティングと、
ゴルフのスイングは同じだと
言えなくもない。
野球のバッティング技術において、
アウトコースの球をセンター返し、
バックスクリーンに打ち込むことが理想だとすれば、
その動きをゴルフに取り入れない理由はないよね。
野球では、バックスイングから左足を踏み込むまで
左肩で球を見るように体を動かします。
つまり、左肩を開かないように球を待ちます。
この感覚がゴルフスイングにも必要です。
①右足にしっかり体重を乗せてバックスイング。
(この時から左肩で球を見続けるイメージを持っておく)
②左足を踏み込んで、球を打ちにいく際も
左肩で球を見続ける。
手の位置を変えないことがポイント。
(いきなり手で打ちにいかない=タメができる)
③インパクトを迎えるまで、
右ひざを動かし続けることで腰が回り続ける。
体が開かずに球をつかまえることが出来る。
(右ひざを前に突き出すのではなく、
左ひざに寄せるように使うことが大事)
野球経験のあるプロゴルファーが飛ばし屋なのも
この感覚を身に付けているのでしょう。
打つ時に、アウトサイドインとかインサイドアウトだとか
あれこれスイングのことばかり考えず、
ただセンター方向に、球を打ち出していくんだと思った方が、
体は、よりスムーズに動く気がしませんか?
最初のうちは、極端な手の返しで、
無理やり引っ掛け球(チーピン)を打つくらいの
気持ちで振ったほうがいいでしょう。
打つ瞬間に、キュッと左脇を締めること、これがコツだね!
大玉は打てるけれど、
スライスがなかなか治らない野球経験者は、
「アウトコースをセンター返し」で
ゴルフのスイングでやってみたらどうだろう?