アイアンは、グリーンを狙うクラブなのに
なかなか、乗せることが出来ない。
アベレージゴルファーのパーオン率は、約3割だという。
つまり、
18ホール中、5~6ホールしか乗せられないということ、
平均すれば、そんなものかなとも思う。
アベレージゴルファーにとって、
アイアンはグリーンを狙うクラブじゃなくて、
グリーンそばに運ぶクラブだと認識した方が良さそうだ。
要は、そこからいかにアプローチで寄せるか、なんですね。
最初から、運ぶクラブなんだという意識を持って打てば、
余計な力や欲が入らない分、
逆に結果が良くなるというメリットもありそうだし。
パーオン率が低い人にとって、生命線はアプローチ、
ということは、
ウェッジのセッティングが重要になってきます。
セットのピッチングウェッジの下に、
少なくとも、3本は入れたいですね。
ピッチングのロフトから一定のロフトピッチで、
48度、52度、56度とか、50度、54度、58度といった
セッティングはどうでしょう。
ウェッジの本数を増やすメリットは、
同じ打ち方で、距離を打ち分けられるということです。
同じ場所からアプローチをする場合、
手前なら58度、ピンが奥なら54度、さらに奥なら50度、
というふうに使い分けることが出来ます。
打ち方が同じなので、距離も合いやすく、
ミスも少なくなるでしょう。
上級者なら、1本のウェッジで、
いろいろな寄せ方も出来るでしょうが、
アベレージゴルファーは、出来るだけ同じ打ち方で、
シンプルに寄せたほうが、結果は良くなります。
又、ロフトピッチを揃えるだけでなく、
もし、バンカーが大の苦手なら、バウンスの大きい
バンカー専用のウェッジを入れるとか、
よく行くコースが、砲台グリーンが多いなら
60度のウェッジを入れるのも有りでしょう。
パーオン率が低いアベレージゴルファーは、
グリーンに乗らないという現実を受け止めたうえで、
どうすればスコアを一つでも縮められるかを考えて、
ウェッジのセッティングを考えたいですね。