雨の日は、なんだか、歌がこころに
沁みてきます。
シトシト雨降り、
たまにはいいもんです。
今回は、達人が独断で選ぶ、【雨】の字が付く
歌、マイベスト8を紹介してみたいと思います。
◎「雨」 ジリオラ・チンクエッティ 1969年発売
イタリア人の女性カンツォーネ歌手。
街角に貼ってあった彼女の主演映画の
ポスターを、黙ってはがし、家に持ち帰った
中学当時の、私の黒い歴史を思い出します。
ああ、懐かしい・・
可愛かったなー、
恋をしていたんです、彼女に、きっと。
その当時、日本はカンツォーネブームだったんですよ。
映画も、今みたいにハリウッドの大作ばかりじゃなく、
ヨーロッパの映画がたくさん日本に紹介されていました。
◎「雨に濡れても」 BJ・トーマス 1969年発売
映画【明日に向かって撃て】の挿入歌。
乗ってデートするシーンが印象的でしたね。
共演のロバート・レッドフォードの誕生日は私と同じ
8月18日です、
そんなことどうでもいいか。
◎ 「雨のささやき」 ホセ・フェリシアーノ 1969年発売
プエルトリコ生まれ、ニューヨーク育ちの
盲目の歌手、スパニッシュギターの名手でもありました。
とても、美しい旋律で、雨の情景が目に浮かびます。
◎ 「雨を見たかい」 CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)
1971年発売
ジョン・フォガティの力強いボーカルが魅力でした。
グループとしての活動はたった4年間でしたが、
音楽界に大きな足跡を残したロックバンドです。
「雨」とは、米軍によるナパーム爆撃の比喩であるといわれています。
◎ 「雨の日と月曜日は」 カーペンターズ 1971年発売
今さら言うまでもありませんよね、
他にも、多くの人に愛される名曲がたくさんありますね。
“”雨の日と、月曜日は、いつだって私を落ち込ませるの・・“”
サラリーマンの心情と同じかも?
◎ 「冷たい雨」 ハイファイ・セット 1976年発売
“”冷たい雨にうたれて 街をさまよったの
もう許してくれたって いい頃だと思った
部屋に戻って ドアを開けたら
あなたの靴と 誰かの赤い靴“”
セルフカバーをしましたね。
◎ 「春雨」村下孝蔵 1981年発売
“”あの人を変えた都会(マチ) すべて憎みたいわ
灯り消して壁にもたれ 木枯らし愛を枯らす
せめてもう少しだけ 知らずにいたかった
春の雨に頬を濡らし 涙を隠したいから“”
46歳で早逝した、シンガーソングライターの村下、
美しい日本語の抒情的な詩と優しいメロディ、
「初恋」や「踊り子」も素敵な曲でしたね。
◎ 「雨のリグレット」 稲垣潤一 1982年発売
“”凍える淋しさを 片手で支えて
電話のボックスで くちびる噛んでる
乾いた交換の 声が優しげに
使われてませんと 告げれば
しのび雨“”
都会風でお洒落な雰囲気が気にいってました。
他にも、「ドラマティック・レイン」という名曲も
ありますね。
稲垣潤一は、なぜか車の中で聴くと、
ピッタリくるんですね。
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以上、8曲を選びましたが、まだまだ忘れている曲が
ある気がしてなりません。
あなたの好きな、【雨】にまつわる曲はどんな歌ですか?
鬱陶しい梅雨空でも、お気に入りの歌を聴けば、
気持ちも、少しは晴れやかに、
そして、ちょっぴり優しい
気分になれるかも。