女子ツアー、アースモンダミンカップ初日の
テレビ中継を見ていたとき、
ラウンド解説の茂木プロから、
イ・ボミ選手のダウンスイングの時の
左足の踏み込みがいつもに比べて浅いという
話がでた。
その時、私には、その言葉が天の啓示のように響いた。
左足の踏み込み
これだ!
まさしく、私のスイングに足りないものの一つだろう。
ダウンスイングの際、左足で、しっかり地面を
踏みしめる。
私の場合は、テークバックの時に少しヒールアップするのだが、
打ち急いで、左足が地面に着くかどうかの時に
球を打ちにいっているのではないか?
左足を踏みしめてはいない。
体重が乗っていないということ。
だから、球も弱々しいし、高さが出ないのではないか?
高さが出なけりゃ、当然、距離も出ない。
左足を踏み込んでから、ダウンに入る、
その、ほんの一瞬の“”間“”が大切なのだ。
地面を踏んでからダウンスイングに
入れば、その分、タメも出来るはずだし、
いわゆる、左の壁も自然に作れるのだ。
練習の重点を、【手の振り】ばかりに置きがちになっている
私には、まさに目からウロコ。
今から、次回の練習が楽しみだ。
それにしても、
女子ツアーは、華やかだ。
画面に、次々と次代のニューヒロインたちが
映し出される。
変わり映えのしない男子ツアーとは大違いだ。
ツアーが充実し、注目度も高い。
もちろん、ギャラリーの数も相変わらず多い。
だから、若い娘たちは、切磋琢磨し、より高みを目指す。
飛距離もそう変わらないおじさんゴルファーは
絶対、女子プロのほうが、参考になる。
どの組について回っても、面白いだろう。
そのなかで、本当に久しぶりの顔を見た。
不動裕理である。
2003年には、年間10勝を挙げ、
賞金王6度、通算50勝を挙げた
もはや、レジェンドの絶対女王である。
選手層の急激な若返りが進んでいるなか、
ベテランのゴルフは、やはり味がある。
キャディにおんぶに抱っこの若手ゴルファーとは違い
自分自身で考え、判断し、組み立てながら、
コースと戦っている印象を受けた。
若手ゴルファーは、不動から学ばなければ
ならない点は、多すぎるほどある。
二日目を終わり、実力者が上位に並んだ、
優勝争いも面白いが、予選を通過した不動裕理の
円熟のゴルフも興味深いね。