さすがと言っていいでしょう。
イン30、アウト35.7バーディ、ノーボギー、
ベストスコアタイの65で、
一気に首位と2打差の8位タイまで、順位を上げた。
このコースは、ラフに打ってしまうと、
ボギー以上は覚悟しなければならないと
松山は試合前に語っていたが、
まさに初日は、そのラフの餌食になり、
スコアは2オーバーの74、
予選通過も危ぶまれる82位タイに沈んだ。
初日の松山のフェアウェイキープ率は、64%。
フェアウェイは比較的広いといわれるこのコースでは
全く、物足りない数字だ。
当然、パーオン率も落ちる。
しかし、松山は逞しくカムバックしてきた。
練習場での打ち込みと、宮里優作に同行している
優作の父、優氏のパットに関するアドバイスも
功を奏したのか、
60度のロフトをより寝かせているというウェッジの
コントロールショットが抜群で、
パットも気持ちよくラインに乗っていた。
ティショットが安定すれば、松山のアイアンの
上手さは、他のツアーメンバー全員が認めるところ。
パットさえ修正出来れば、
予選通過は問題ないだろうと思っていたが、
松山の潜在能力とそれをきちんとアウトプットできる
ハートには、本当に驚かされる。
予選通過どころか、見事に首位戦線に躍り出たのだ。
松山と同組のリッキー・ファウラーと
ジョン・ラームのゴルフも気になりますね。
大会前の優勝予想ランキングで、1位とされたファウラーは
初日65と飛び出し首位に立ちましたが、2日目は73と
一つスコアを落とし、5位タイ。
同じく予想ランキングで4位に推されていたラームは、
通算5オーバーの予選落ちで、コースを去ることになった。
予選通過は、1オーバーまで。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンは4オーバー、
2位のロリー・マキロイは、5オーバー、
3位のジェイソン・デイは10オーバーでそれぞれ予選落ち。
18番:PAR5
このコースの難しさが分かります。
そして、日本からの出場選手ですが、
見事に予選通過を果たしましたが、
池田勇太は、予選通過に1打及ばず2オーバー、
谷原秀人は、4オーバー、今平周吾は、5オーバーで
悔しい予選落ち。
ポール・ケイシー他3名が、
7アンダーで首位に並んでいます。
首位とはわずか2打差の松山、
日本人で、最初のメジャーチャンピオンとなれるか?
あと2日間、私のドキドキが続きます。