堀琴音が
キム・ハヌルと最終ホールまでもつれる好勝負をみせたが、
惜しくも1打差の2位に終わり、悲願の初優勝を逃した。
本当に惜しかった。
見応えがあった。
開幕前に、パワーと安定感を求めて
5キロの増量に成功したことも、彼女のゴルフを
いい方向に向かわせたに違いない。
身長は163センチと、決して大きくないが、
手足が長いため、スイングアークが大きく、
プレーンもフラットではないので、
球も大きくは曲がらない。
アドレスで、モジモジしないのもいいね、
ターゲットを一度だけ見たら、すぐに始動する。
テンポがいいので、見ていて楽しい。
歯切れのいいゴルフで、爆発的なスコアを
出せることも証明してみせた。
最近は、上位に顔をみせることも多くなり、
さらに安定感が増せば、
優勝も遠くないことを感じさせた
最終日のゴルフだった。
香妻琴乃である。
その理由は、
私が勝手に名付けた、フテクサレ4人娘、
(これは、あくまでも、私個人の感想であることを
断っておくよ)
しかし、今日の試合を見て、堀琴音に対する印象が
変わったのも事実である。
ミスショットをしても、以前のように、フテクサレタ
態度がなくなり、努めて笑顔を見せようとする姿勢が
見られたからだ。
そんな堂々とした優勝争いをした堀を見て、
香妻は何を思ったのか?
何を感じたのだろうか?
そんなことを勝手に、フト思ったからだ。
香妻は、美人プロとして名前を
挙げられることも多い。
同じく美人プロと呼ばれている、山本光里、
松森彩夏もすでに初勝利を挙げた。
香妻と同期の青木瀬令奈も先週、初優勝を勝ち取った。
香妻の心中は決して穏やかではないだろう。
勝負事には、よく【運も実力の内】と言われます。
でも、その運も
愚痴っぽく、ひとりよがりで、
ネガティブな態度をとる人に
やってこない。
一喜一憂することのない真摯なプレー態度、
ファンを大切にする心、
明るく、そして常に前向きに・・・
宮里藍が教えてくれたことは多い。
香妻琴乃もきっと何かを感じてくれたに違いない。
そう思いたい。
頑張れ!琴乃。