最終日、最終組の2人、ガルシアとローズの優勝争いは
プレーオフ最初のホールで、バーディを奪った、
メジャー挑戦74戦目の、ガルシアに悲願の栄冠をもたらし、
今年のマスターズは幕を閉じた。
それにしても、バックナインの2人の戦いはマッチプレーの
様相を呈し、昨日、松山が優勝争いしないので気楽に見られると書いたが、
とてもそのような状況ではなくなり、鳥肌が立つような熱戦だった。
特に、14番ホールからはスリリング、かつドラマティックで
お互い、一進一退、
18番を終えても決着が付かず、プレーオフに持ち込まれたのだ。
どちらが勝ってもおかしくなかったが、
最後に、勝利の女神はガルシアに微笑んだ。
勝った理由、負けた理由など、要らないだろう、
美しい勝者とそれに劣らない美しい敗者が
18番グリーン上で、多くのパトロンたちに
感動を与えたのだ。
お互いのいいショットを讃えあう
真のゴルファーの戦いを観られたことは、幸せだったし、
自分自身、ゴルフというスポーツと出会えたことに感謝だ。
松山英樹は、私の願いが届いたわけではないだろうが、
最終日のベストスコアタイの67を叩きだし、
ジョーダン・スピースやリッキー・ファウラーらと並び、
11位タイで、4日間の夢舞台を終えた。
松山も多少のウップン晴らしも出来ただろうし、
私も大いに溜飲を下げた。
大事な試合にピークを持っていく難しさは
相当なものだと思うが、
ぜひ、来年のマスターズには、今年の経験を活かして
いいコンディションで、頂点を目指してほしい。
そして改めて感じたことは、
最後のスコアを決めるパッティングの大切さ、
パッティングは、技術もさることながら、
最後は精神力です。
ショットの練習ばかりで、おざなりになりがちな
我々こそ、パッティングの練習をコツコツと
しなければといけないと教えてくれました。
そして、それを毎日やるということが、
精神力を強くする一歩なのでしょう。
やはり、今年のマスターズも、大きな感動と教訓を
与えてくれました。
ゴルフに感謝!