毎年のように、各メーカーが発売するドライバーの
新モデル。
例外なく、その謳い文句は・・・
「飛んで、曲がらない・・」
「過去最高の飛びを体験して下さい・・」
「ぶっ飛び、貴方の知らない世界へ・・」
「旧モデルより10ヤードアップ(当社比)・・」
当社比って何だ? と、
ツッコミを入れたくなるくらいです。
例えば、毎年ドライバーを買い替えたら、10年前より
100ヤード飛距離が伸びている計算だけど、
そんな夢のような話、聞いたことないしね。
私がゴルフを始めた当初、
ドライバーはパーシモン(柿の木のヘッド)で、
そのころのアメリカツアーのデータを調べてみると、
平均260ヤード(1980年データ)、
その後、メタルヘッド、次にチタンヘッドが登場すると
平均270,6ヤード(1997年データ)になりました。
ジョン・デーリーが登場したころですね。
さらにその後も技術革新が進み、またヘッドの大型化などで、
2006年には、平均294,7ヤードを記録しています。
バッバ・ワトソンが、圧倒的な飛距離で、ツアーを沸かせました。
ちなみに、それ以降の飛距離NO,1プレーヤーを調べてみると、
・2007年 バッバ・ワトソン 315,2
・2009年 ロバート・ガリガス 312,0
・2010年 ロバート・ガリガス 315,45
・2011 年 J・B ホームズ 318,41
・2012年 バッバ・ワトソン 315,5
・2013年 ハーク・リスト 306,3
・2014 年 バッバ・ワトソン 314,3
・2015年 D・ジョンソン 317,7
・2016年 J・Bホームズ 314,5
2016年度のツアー飛距離ランク中位の、
松山英樹が294,5ヤードですから
ここ10年ほどは、大して飛距離が伸びていないことが
分かります。
今では、プロゴルファーの筋トレ、科学的トレーニングが
当たり前になっていますし、
クラブのチューンナップ、フィッティングチームも
ツアーに帯同しています。
その現状を考えれば、ドライバー単体での進化は一段落したと
いってもいいのかもしれません。
最近、シャフトやボールの広告が多いのも
何となく、うなずけます。
しかし、プロの飛距離が頭打ちだといっても
アマチュアは、伸びしろが、まだタップリあります。
トレーニングなんて、ロクにしていないし、
フィッティングなんてこと、一度もしてもらったことないしね、
ヤル気があれば、まだまだ、飛距離は伸ばせるって
ことですよ。 でしょ。
でも、やっぱり、新型モデル、気になりますね。