菊地絵里香が、昨年10月から続いていた
外国人選手の連勝を8で止めた。
大会レコードタイの14アンダーの完全優勝だった。
昨年4月の「スタジオアリス女子オープン」以来となる
ツアー通算3勝目を挙げた。
オフの間は、100ヤード以内のウェッジと
パッティングに重点を置いて練習したという。
飛ばない自分が、勝負できるのは何か、
その為には、何が足りないかを
冷静に見極めたのだろう。
自分のゴルフを知ることは、大切である。
飛ばないなら、違う部分で勝負する。
パットであるとか、アプローチの精度とか
もしくは、マネジメントの徹底とか・・
その意志が揺るがない人、勝つという気持ちが
強い人が勝てるのだろう。
彼女は、自分のゴルフをよく知っているからこそ、
飛ばそうとムリをしていない。
力みのないスイングで、しっかり最後まで
クラブを振りきっていた。
パットも打ち急ぎがなく、
いいリズムで打てているように見えた。
入れたい、入れたいと気持ちが先行することなく、
しっかりラインに乗せようとする
落ち着いたパッティングが
出来ていたのではないだろうか。
2位に食い込んだ、渡邊彩香も相変わらずの飛ばしっぷりで
楽しみだし、笠りつ子の爆発力も健在のようだ。
ぜひ、他の日本人選手にも、頑張って欲しいと思うが、
全美貞は4位、アン・ソンジュは5位タイとしっかり上位に
付けている。女王、イ・ボミもこれから調子を上げてくるだろう。
ますます、女子ツアーには、目が離せなくなりそうだ。
ところで、昨日の記事に名前を出した上田桃子が5位タイ、
香妻琴乃が15位タイと、久々に上位に顔を出した。
菊地プロの優勝と同じくらい、私にとっては
嬉しいニュースだ。
プロ同志の技量は、大差ないはず、
気持ちで、何かが変わるんだよね、
この二人には、更なる活躍を願わずにいられません。