アマチュアのグリーン周りのアプローチ、
ショートとオーバー、
どちらが多いでしょう?
これは、間違いなくショートでしょう。
オーバーは、トップさせたミスショットの
場合くらいではないでしょうか。
ではなぜ、ショートする場合が多いのか?
理由として考えられるのが、
①グリーン攻略は手前から、という昔からの原則が
染み付いているから
②アマチュアは、転がすアプローチより、
上げるアプローチを
多用(それしか出来ない?)するため、
ランが出ず、 ピンまで突っ込めないから
③ピンをオーバーさせたら、下りのパットが
残ってしまうから、
などが考えられます。
本当に、手前のアプローチが良くて、
オーバーさせるアプローチは
ダメなのでしょうか?
極端な下りのラインでなければ、返しの
パットだって入る可能性もあるんです。
なぜなら、オーバーさせれば、
ラインが、分かっているからです。
そのためには、カップ過ぎてからのボールの
転がりをしっかり見ておかなければいけませんが。
手前から上りのパットが残ったからといって、
必ず入るわけでもありません。
しっかり打てるパットといわれますが、
今度は打ち過ぎての下りのパットを
恐がるせいでチビってしまい、
ショートさせてしまった経験ありませんか?
また、ピンの手前ばかりだと、いつまでたっても
チップインの可能性はありませんよね。
パットも常に未知のラインが残っているわけですから
寄せワンも難しくなるわけです。
アプローチは「寄せる」という
言い方をします。
その言葉も、カップに入れるまでのことを
想定していなくて、はじめからショートしても良いという
ニュアンスを持ってしまっています。
ピンをオーバーさせても、1パット圏内なら、
それは十分寄せたことになるのです。
オーバーしても良いと思えば、アプローチショットの
許容範囲はかなり広がります。
プレッシャーも少なく、寄せることができるはずです。
アーノルド・パーマーの言葉があります。
【ピンの手前1ヤードも、ピンの奥1ヤードも、
同じ1ヤードだ】
アプローチでショートばかりさせているアマチュアに対する
戒めの言葉です。
インパクト、緩んでいませんか?
たまには、ガチャ!っとピンに当てるくらいの
積極性も必要かもね。