練習場で、アイアンをとっかえ、ひっかえして
打っている人をよく見かけます。
意欲は大いに買いますが、あまり感心しません。
歴代最多優勝記録の持ち主、サム・スニード(1912~2002)は
【ゴルフのスコアの60%は、
125ヤード以内で打たれたものである】
と、いいました。
ゴルフ界のレジェンドが遺した言葉ですので、
疑いは無いでしょう。
スコアの6割は、125ヤード以内のショットなのに、
長いクラブ、特にドライバーやロングアイアンばかり
練習している人はスコアアップに関しては、
あまり効果的ではないということです。
それなら、
8番アイアンを徹底的に練習したほうが、
より効果的ではないでしょうか?
フロントティーなら、
ミドルホールの2打目や
短めのショートホール、
ロングホールの3打目で
使用することもあるでしょう。
深めのラフからの脱出や
長いランニングアプローチにも
使えますよね。
昨今のゴルファーは、
5番アイアンからのセッティングが多いと思います。
8番アイアンの平均ロフトは、49度くらいでしょうか?
丁度、5番アイアンとサンドウェッジの中間の
ロフトになるのです。
シャフトの長さも丁度いいし、扱いやすい。
飛ばそうと力む長さでないのが、練習には最適です。
ダウンスイングでもなく、フラットなスイングでもなく
スイング的にも中間のプレーンが身に付く
ベストクラブといえます。
練習方法は、フルスイングではなく、
7割スイングです。
当然、トップも7割で、しっかりフィニッシュが取れる
ゆったりスイングを目指しましょう。
振り回すクラブではありません。
この8番アイアンを、ぜひ、あなたの好きなアイアンにして下さい。
そうすれば、この前後のアイアンをモノにするのも
難しいことではありませんし、
スコアアップ、間違いなしでしょう。