ラウンド前に、練習場に行くって人、多いんじゃないですか?
もちろん、私もその一人です。
その日はきまって、早く目が醒めるんです、嬉しいし、天気も気になるし、
そうです、年取ってるからです・・
練習場に行ってみると、います、います、
ラウンド前の練習に来てる人、ウェアから、もう気合が入ってるから
一目で分かります。
アプローチから始まって、ショートアイアン、ミドルアイアン、
フェアウェイウッド、そしてドライバー、まんべんなく打ってる人。
どうしても気になるんでしょうね、首を傾げながらドライバーばかり
打ってる人もいます。
同じところから、何発も打ちますから、そのうちいい球を
打てるでしょうが、これはあまり意味がありません。
なぜって? ここは練習場だからです。
久しぶりのラウンド前にいくら打ち込んでも
急にショットの質が上がるワケではありません。
練習場で納得いっても、コースでいきなりOBなんてこともあります
そんなことになったら、もう大ショックで、目も当てられません。
その日、一日中、スイングのことが気になって、ゲームに
集中できないでしょう。
私のラウンド前の練習は、最初にドライバーを持ちます、
それは、コースで、一番初めに打つクラブだからです。
目一杯じゃなく、70~80%くらいの力加減で
真ん中のポールをターゲットにして打ちます。
曲がりが少なかったら、OK、もうドライバーは終了です。
いいイメージで、コースへ向かう事ができます。
もし、曲がりが大きければ、数発打って、曲がりの傾向を
確認して終わり。今日はスライス系、今日はフック系かなと
自覚しておけば、コースでもそんなに大きな失敗は
しないものです。そこで、ムリして、修正なんかはしません。
そんなことしたら、コースでは、どっちにいくか分かりませんから。
一日、その球筋と上手に付き合うことです。
たまのラウンドで、そこに調子のピークを持っていこうなんて
ムシが良すぎるのです。
日によって体調も違いますし、精神状態も違います。
今日は、こういう日だなって思い、ニュートラルな気分で
コースと向き合うのです。
練習するなら、ラウンド後の方が、よっぽど効果的です
ゴルフを仕事にしているプロだって、
4日間、好調を持続させることは、難しいでしょう。
1日だけの、競技であれば、もっと多くの名前が優勝カップに
刻まれるはずですから。
朝は、ストレッチと打球感覚を取り戻す程度の練習で
充分です。くれぐれも、練習場で打ち過ぎてガス欠に
ならないように!
また、コースの練習グリーンでは、たいていの人が3球くらい
並べて、同じところから、カップに向かって打っていますが、
これも、いい練習とはいえません。
➡1球目、カップに全然届かない
➡2球目、カップを大きくオーバー
➡3球目はそうです、当然カップに寄っていきますよね。
それは、ただ、3球で修正できたというべきで、
距離感が合ったとはならないのです。
練習するなら、1球だけの練習です、そのほうが
集中しますし、余程、実戦向きです。少し遠目にボールを置き
必ず、カップに二回で入れる練習をしましょう。
ドライバーだけで、スコアを縮めることは出来ませんが
パターでは、それが可能です。
ギリギリまで、練習場で打つより
早めにコースに着いて、練習グリーンに向かった方が
いいかも知れませんよ。