ゴルフを始めて間もない頃は、
必ず、と言っていいくらい打ち込んでいました。
そう、谷越えとか池越えのショット。
今でも苦手です、貴方も「ウン、ウン!」と、頷いているかも。
先輩たちによく言われました、
「谷に打ち込むつもりで、打ってみたら?」
私は、見事に打ち込みました。
他の先輩は「そんなもん、視界から消せばいいんだよ!」とも言われました。
・・ムリ、ムリ。
また、ある人は、「逃げて、安全な所に打ってったら?」
谷越えのどこに逃げる場所があるんでしょう、
これもムリな話ですよね。
魅入られるように、打ち込んじゃうのは、どうしてでしょう?
苦手意識が、知らず知らずのうちに、
打つまでのルーティンとか、
スイングのリズム、テンポを速くさせます。
<絶対、向こう側にとどかせたい>、<越えた所を早く見たい>、
<この状況から、早く逃れたい>、という意識です。
そして、いちばんいけないのが、
ボールを持ち上げようとすること。
トップでの、一瞬の間がなく、
いきなり手を使ってしまうことによって、
当然、体重は右足に残ったままで、
結果、大ダフリ、
力なく、ボールは、谷や池に吸い込まれていく・・・・
こんなケースが多いんじゃないでしょうか?
じゃあ、どうするか?
腰を水平に回転することです。
私が、自分のスイングにおいて
いちばん大切にしているポイントです。
打つ前に「ゆっくり、ゆっくり」と、
自分にいい聞かせ、
1、で、軽く左足を踏み込んで、
2~で、トップまでいき、切り返す、
3~で、腰を水平回転するだけです。
手には、越える距離のクラブを持っているんです、
リラックスです。
そして、いったんアドレスしたら、
何度もターゲットを見ない様に!
見るたびに、体が硬くなってしまいます。
越えれば、どこでもいいや、と気楽な気分で、
1,2の、3~ンで、腰を回転させるだけ。
ぜひ、練習してみてください。