達人の粋なゴルフスタイル

ゴルフは人生のようなもの 人生はスタイリッシュに

石川遼に負けたハン・ジュンゴンから学ぶ池越えショートの心構えとマネジメント。

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【日本プロゴルフ選手権】

最終日も残すところあと2ホール。

 

17番のティーインググラウンドに立った

トップの黄重坤(ハン・ジュンゴン)

 

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         黄重坤

 

そしてそれを2打差で追う石川遼

 

コース表示は206ヤード、

池越えのショートホールだ。

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        17番ショート

 

最終日の実測は聞き洩らしたが、

180ヤードくらいではなかったろうか。

左からの弱いアゲインストの風。

 

ハンより先に打つ石川遼

ためらいなく8番アイアンを手にし、

ドロー気味の球筋で風にぶつけ、

ピン右6メートルにオンさせた。

 

ロフトを立て左に抜いていく石川の球は

3段ロケットのように浮き上がり

落ち際に静かに左に流れていく。

石川の打つアイアンのドローは本当に美しい。

 

それを見て、

ハンの心の中にはいろんな思いが錯綜し始める。

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勝つためには、ここは是が非でもパーは確保したい。

でもここで、石川が6メートルをねじ込んだら・・・

 

最終18番は短いロング、

石川にはイーグルもあり得る。

 

ここは狙いにいくべきか?

いや、

やはりここはパーでいい。

ボギーだけは絶対避けなければ。

 

石川のクラブは8番。

だったら、7番でいける。

 

緊張なんかしていない、

ここをやり過ごせば、ビッグタイトルは

目の前なんだ。

ただの1勝じゃない、

すべてが変わる。

 

でも少しでも咬んでしまったら

池の怖れもある。

ここは、大事をとって6番で軽めか?

 

しかし、知らず知らずのうちに力が入ってしまうことは

今までの経験で分かっている。

出来れば奥は避けたい。

3パットの危険もある。

 

 やっぱり7番でしっかりか?

・・・・・いや・・・・・

逃がすフェードなら奥まではいかないだろう。

アゲインストの風がきっと助けてくれる。

 

 

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ハンは、迷った末、6番アイアンを抜いた。

 

アドレスに入ったハンに

悪魔が囁く。

 

最悪、グリーンには乗せたい・・

出来れば、バーディパットを狙える距離に

乗せたい・・

石川より内側に乗れば最高。

ここで決めれば、勝利はぐっと近付く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

雑念が入り込んだハンのショット、

少し緩んだ。

中途半端に合わせにいってしまった。

 

強い意志がこもらない球は、

弱々しく右に流れ

グリーン手前の斜面に跳ねた。

 

そして、短く刈った斜面をユルユルと転がり

池に沈んだ。

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その光景を見届けたハンの顔は小さく歪み、

紅潮し、そして悲しげに見えた。

 

2人が並んだ最終18番、

共に2オンさせたロングホール。

20メートルの難しいイーグルパットを1グリップに寄せた

ハンのパッティングは見事だったが

そこまでだった。

石川を再逆転する気力と運は残っていなかった。

 

17番、ハンが6番アイアンを握った時点で

勝負の行方は決まっていたのだ。

 

一度、守りに入った戦士に勝利の女神

二度と微笑むことはなかったのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

マチュアはわかる、

私はいつもそうする。

池越え、谷越えのショートホール、

保険をかけていつも大きめの番手を持つ。

 

いろいろ考えさせられる

ハンの選択。

 

決めたら振り切る。

これが正解と言えるのだろうか?

 

ハン・ジュンゴンにまた

チャンスが訪れることを願うのみだ。

 

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