昨年度のツアーで賞金ランク50位以内を確定させ、
今季のシード権を獲得した選手の平均年齢は
26,4 歳でツアー史上最年少となった。
2000年初頭に比べ、4歳ほど若返った計算である。
それをもたらしたのは、
小祝さくら(20)、松田鈴英(20)、勝みなみ(20)、
新垣比菜(20)、原江莉花(19)ら
黄金世代と呼ばれる20歳前後の選手達の活躍にある。
逆にシード落ちを喫した選手の中には、
藤田さいき、西山ゆかり、服部真夕、堀琴音ら
人気、実力でツアーを牽引してきたお馴染みの名前がある。
それらシードを失った選手達15人の平均年齢は30,1 歳、
女子プロゴルフ界にも確実に世代交代の波が来たことを
感じさせる結果となった。
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今季は、
トップに君臨するアン・ソンジュや申・ジエなど
ベテラン韓国勢を、黄金世代が引きずり下せるのか、
それともシード復活を狙う実力中堅派が巻き返すのか、
一方、黄金世代に負けじと虎視眈々とシード獲得を
目指す若手選手達のプレーも大いに期待したい。
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その中で、私は、今季気になる「桃」の字のつく4人の選手に
注目してみたい。まずは、
⛳ 上田桃子(うえだももこ)
生まれた時から、お尻が大きかった(桃尻)ことが
名前の由来だという。
‘’桃尻‘’は自身のブログのタイトルでもある。
そのヒップターンから生まれる美しいスイング、
切れ味鋭いショットは健在だ。
ツアー通算13勝を挙げ、2007年には賞金女王に輝いた
実績もあるが、昨季は未勝利。
32 歳、まだまだ老け込む歳ではないだろうが
うかうかしてると、若手の大きな波に飲みこまれてしまう。
今季は存在感を見せたいところだ。
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⛳ 大里桃子(おおさとももこ)
2018年のプロテストに合格後、早くも昨年8月の
CATレディスでツアー初優勝を飾った大里も20歳、
黄金世代の一人である。
落ち着いたプレーぶりと、
170センチの長身を活かした250ヤードの
ドライバーショットが魅力だ。
将来必ずやツアーの顔になるであろう逸材だと
私は思っている。
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⛳ 三浦桃香(みうらももか)
2月12日に20歳を迎える彼女は、
169センチのスラリとした体躯と
笑顔が愛らしい今人気のゴルファーである。
しかし、その笑顔の裏に、勝負師としての
相当な負けん気も見え隠れする。
昨年フル参戦するも終盤失速、シード権は獲れず
悔し涙を流したが、最終QTでは6位に滑り込み
今季シーズン前半戦の試合への出場権を獲得、
リベンジの機会はしっかり確保した。
つい先日、キャロウェイとの契約を結び、
気持ちも新たにした三浦は、満を持して
ツアーに殴り込みをかける。
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⛳ 吉川桃(よしかわもも)
現在BSで放送されている「ゴルフサバイバル」で
ご覧になった方もいるでしょう。
155センチと小柄ながら、力強いショットは
やはり頭一つ抜けています。
2017年にプロテストに一発合格、翌18年にツアー参戦するも
結果を残せず、QTでも上位に入れなかったため
今季の出場試合は限られているが、
いかにその状況の中で
どれだけのパフォーマンスが出来るのか?
彼女も20歳、勝みなみや新垣比菜らと同じ89期生だ。
負けられない戦いが待っている。
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今季の女子国内ツアーは、
3月7日、琉球ゴルフ倶楽部で行なわれる
「ダイキンオーキッドレディス」で開幕です。