達人の粋なゴルフスタイル

ゴルフは人生のようなもの 人生はスタイリッシュに

銀メダルと5位、何を恥じることがあるだろう。渡部暁斗の残した足跡は大きい、もっと評価されるべき偉大なアスリートなのだ。

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メダル【ノルディック複合

 

前半のジャンプと後半のクロスカントリー

組み合わせた競技で、

冬季五輪の第一回大会から続く伝統競技である。

 

瞬発力と持久力を同時に求められることから

ヨーロッパにおいては、この種目の王者は

king of ski(キング・オブ・スキーと呼ばれ、

讃えられる。

 

かつて日本は、1992年アルベールビル

1994年リレハンメル両五輪で団体金メダルに輝いた。

 

その立役者は、W杯で1992年から3季連続で総合王者と

なった荻原健司氏だった。

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その勝ちパターンは、前半のジャンプで大量リードし、

後半のクロスカントリーで逃げ切るというもの。

 

しかし、1998年の長野五輪を前に、複数回にわたり

日本に不利なルール改正が行われた。

 

スキー王国のヨーロッパのプライドを保つためとか、

アジア人に勝たれていてはスポンサーが付かないとか

当時いろいろ言われたが、露骨な‘’日本潰し‘’には

違いなかった。

 

ジャンプの比重が軽くなり、以前ほどクロスカントリー

アドバンテージ=タイム差に結びつかなくなったのである。

 

その結果、長野五輪では、日本チームは5位に沈んだ。

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ルール改正は長野五輪以降もたびたび行われ、

かつて2回だったジャンプも1回になり、

ジャンプのポイント換算もさらに日本勢にとっては

不利になっていった。

 

日本が強かった時代はジャンプの1ポイント(点)当たりの

タイム換算は、6,7 秒だったが、その後もたびたび変更され

現在は4秒である。

 

飛距離点は、1メートル=1,8 点で計算する。

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つまり、こういうことだ、

 

例えば、ジャンプ1位の選手が130メートル飛んだとすると、

獲得点は234点、ジャンプ2位の選手が120メートルだとすると

獲得点は216点、その差は18点で、それをタイム換算すれば

18×4(秒)=72。

 

後半のクロスカントリーでは、ジャンプトップの選手がスタート

してから、72秒後にジャンプ2位の選手がスタートするということ。

 

(これが、日本が強かった時代なら、18×6,7=120,6,

およそ、2分のアドバンテージがあったわけで、

ジャンプ得意の日本勢には絶対的な強味があったわけだ)

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数度にわたる不利なルール変更により、

低迷を余儀なくされた日本だが、

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リレハンメルから20年後のソチ五輪

渡部暁斗が見事、復活の個人、銀メダルを獲得したのである。

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そして、今回の平昌五輪、個人ラージヒルでは、5位に終わったが、

個人ノーマルヒルでは、銀メダルを獲得。

何を恥じることがあるだろう、立派な戦いをみせてくれたのだ。

 

‘’キング・オブ・スキー‘’と崇められ、

総合力を求められるヨーロッパのお家芸の伝統競技に挑戦し、

屈強な外国勢に伍して、173センチ、60キロの小柄な渡部が

孤軍奮闘。そして見事に結果を出してみせる

渡部暁斗こそ、我らのキングなのである。

 

もっともっと評価されるべきアスリートなのだ。