台風一過、
空は澄みきり、いよいよ秋の気配を
感じさせる朝だ。
だが、しばらくは、夏の暑さが戻ると予報が伝えている。
毎日のように、真夏日が続いているころは、
早く秋になって欲しいと思ったが、
朝晩、ヒンヤリする風が空け放した窓から
吹き抜けるようになると、なんだか、寂しい思いになる。
‘’人間ってワガママなものだな‘’、と毎年、呟いている気がする。
もうすこし、夏の余韻を、せいぜい楽しむことにしよう。
余談になるが、
家人はつい最近まで、「台風一過」を
「台風一家」だと思っていたらしい、
【あほか!】
笑ってしまう。
しかし、こんな勘違い、思い違いしてる人って
多いんじゃないかな。
「台風一家」、
ずいぶん、騒がしい、迷惑な家族なんだろうね、
いつもの練習場に出かけた。
アイアンの当たりが悪い、
抽象的だけど、体が気持ちよく回らない感じ・・
ボールを打つのは、もちろん手なんだけど、
手が勝ちすぎてもダメなんだね。
手だけで打っていても、不思議に調子いい時もある、
でも、確率としては、かなり低い。
やっぱり、バランスだ。
すべての物事はバランスが大事、
自分に言い聞かせる。
「ウ~ム」
しばし、練習を中断して、コーヒーを一口。
フト、その時、ある映像が浮かんだ。
それは、片山晋呉プロが、ゴムボールを両腕に挟んで
ボールを打つ練習風景である。
「そうか!」
「やってみよう」
もちろんボールなんか無いから、挟んでいる気持ちで
打ってみる。
「なにコレ、いいじゃない」
手が、体から離れない、
つまり、それは、テークバックで右脇が空かず、
ダウンスイングで、左脇が空かないということ。
グリップと体の距離が一定だから、テークバックを
どこに上げようとか悩まないのが、特にいい。
両腕の動きに引っ張られるように
体もスムーズに回転する。
「お~、いい感じになってきた」
「なんで今まで、この練習しなかったんだろう?」
情けないくらい遅すぎる【目からウロコ】である。
練習法とすれば、最強ではなかろうか?
さすが、片山晋呉だね、
間違いないわ。