ゴルファーのスイングは、100人いれば、100通りある。
似ている(似せている)スイングはあるけれど、
全く同じスイングの人はいない、
それは、アマチュアもプロも同じである。
それは、皆、顔が違うように、体の骨格、手の長さ、柔軟性、
筋力などが違うからである。
当然、トップの大きさも違って当たり前なのだ。
飛距離を出すためには、大きい(高い)トップが必要だと思い込み、
一生懸命、左肩をアゴの下に無理やり
押し込もうとして体に力が入ったり、
勢いを付けて、大きいトップを作るために、
体が右に流れてしまっているアマチュアを多く見かけます。
プロでも、惚れ惚れするくらい、高いトップの人もあれば
トップが肩より低い人も実際にいます。
それらのプロたちの共通点は、
トップの位置が、彼らにとって、
ごく自然で、心地よい場所だということです。
プロのスイングは、いかにもスムーズそうに見えるけれども、
それは、彼らが、日頃から体幹を鍛え、
柔軟性を保持しているからである。
前述のように、アマチュアゴルファーは、
必要以上に体を使おうとする人が多い。
ほとんどの場合は、飛ばしたい意識の表れですが
却って、逆効果になってしまっているような気がします。
スイング全体のバランスが崩れたり、
軸がブレたり、スムーズな切り返しも
出来ません。
又、大きいトップを作ることに全力投球で、
逆に、ダウンスイングでは、力の抜けた
腑抜けスイングになってしまう傾向にあるからです。
トップを作ることが目的ではありません。
スムーズなフォローからフィニッシュに
行くためのトップです。
大きいトップは、無理に作るものではありません。
かと言って、力の溜まっていないトップは、
締まりの無いスイングになってしまいます。
自分の持っている能力の範囲内での
ちょっとキツイなと思う力加減で、
クラブが収まる所があなたのトップなのです。
それ以上でも、それ以下でもありません。
その位置が、あなたにとっての
スムーズで、緩みのない、
バランスの取れたスイングの起点です。
息を吸いながらのテークバックからトップも、
体に力が入りがちなので、気を付けて下さい。
息を少し吐きながら
テークバックしてみてはどうでしょうか?